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飯守泰次郎です。明日3/14は、関西フィルと2011年から十年がかりで進めているブルックナー交響曲全曲ツィクルスの第5回で、交響曲第5番変ロ長調を指揮いたします。 コンサートの前半は、清永あやさんの独奏でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をお聴きいただきます。 ブルックナーの交響曲第5番は特別な大曲です。リハーサルの様子は関西フィルの公式ブログで紹介されておりますが、このホームページでもお読みいただけるように、以下におもな部分を掲載いたします。 それでは、ザ・シンフォニーホールでお会いしましょう! * * *
「(ブルックナーの交響曲の)1・2・3番はいわゆる発展期の作品、4番で一般的に“聴きやすい”名曲になりました。6番はとてもロマンティックですね。7番もどちらかといえば聴きやすい。8番はブルックナーの交響曲の中でも人気のあるスケールの大きな曲、9番は“死”に至るまでの総集ですね。」 「この偉大な交響曲群の中で、第5番は最も宗教的でブルックナーの“信仰告白”と考えられます。信仰や哲学に深く入り込んだ曲、という意味で一番難しい曲なのです。」
「第1楽章は、対位法がとても入り組んでいます。スケールが大きくて壮重、巨大な時間と空間が広がります。 |
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(取材とまとめ:関西フィルハーモニー管弦楽団事務局) 飯守泰次郎 |
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飯守泰次郎です。2/1は東京フィルハーモニー交響楽団の「午後のコンサート」で、“マイスター飯守の「ドイツ・ロマンチック街道」”と題されたコンサートを指揮します。 このシリーズは、休日の昼下がりに演奏家の話をはさみながら音楽をお聴きいただく、という趣向で大変人気があるそうで、私も以前にも出演したことを思い出しました。 今回は、コンサートのタイトルどおり、ドイツ音楽の実にさまざまな曲をお楽しみいただけるプログラムです。 最初と最後はワーグナーで、まず楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲で始まり、コンサートの締めくくりは歌劇『タンホイザー』序曲です。ベートーヴェンからは、仲道郁代さんをお迎えしてピアノ協奏曲第5番『皇帝』の第1楽章、それから非常に演奏機会の少ない『ウェリントンの勝利』を演奏します。 休憩の後は、R. シュトラウスの交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』、J. S. バッハ『G線上のアリア』、そしてオッフェンバックの喜歌劇『天国と 地獄』序曲で、その間には聴衆の皆様からいただいた質問にその場でお答えするコーナーもあるようです。 東京フィルとは昨年もワーグナーやR.シュトラウスなど何度もご一緒しておりますが、オペラシティで共演する機会は意外と少ないので、今日の本番も楽しみです。 |
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飯守泰次郎 | ||||||||||
(※お知らせ:この公演は全席完売しております) |
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皆様、明けましておめでとうございます。 飯守泰次郎です。 昨年は、9月に新国立劇場オペラ芸術監督に就任し、4年の任期の最初のシーズンを開幕公演『パルジファル』で始めることができました。 また、12月には日本芸術院会員になることが決まりました。 新国立劇場『パルジファル』の成果により、このたび第56回毎日芸術賞をいただくことになりましたことを、皆様にご報告いたします。 共演してくださる皆様、支えてくださる皆様、そして応援してくださる皆様に、心から感謝申し上げます。
2015年は、お正月早々から、私が指揮する新国立劇場公演『さまよえるオランダ人』の稽古が始まることになっております。
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飯守泰次郎 |
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