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音楽スタッフの皆さんと |
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飯守泰次郎 |
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飯守泰次郎です。おかげさまで、新国立劇場オペラ芸術監督の任期4シーズン目の2017/18シーズンが閉幕しました。これをもちまして、2014年秋から私がオペラ芸術監督を務めてきた四年間のすべての公演が終了いたしました。このホームページをご覧くださっているすべての皆様に、改めて深く御礼を申し上げます。
出来る限り初日の様子を肌で知ることを大切にしてまいりましたので、今回の「トスカ」も7/1の初日をすでに観ておりましたが、任期最後の公演となる7/15の千穐楽も何とかスケジュールの調整ができて、猛暑の中、全席完売で熱気に溢れる本番に駆けつけることができました。 今回の上演で特に注目を集めたのは、指揮者のロレンツォ・ヴィオッティ氏が、親子二代にわたって新国立劇場の『トスカ』の同じプロダクションを指揮した、ということです。
このプロダクションがプルミエ以来6回の再演を重ねてなお、こんなにも生き生きとしているのは、演出家のマダウ=ディアツ氏(2015年逝去)のアシスタントでいらした田口道子氏が再演演出を務めてくださり、舞台に新たな命を与えてくださるおかげなのです。
川口直次氏による美術も、圧倒的な豪華さと、細部までとことんこだわり抜いた緻密さで、まさに何度観ても見飽きることがなく、新国立劇場が誇る見事な舞台であり、オペラの喜びを心ゆくまで味わうことができます。
急な交代でトスカ役をお願いすることになった小林厚子さんは、前日も「高校生のためのオペラ鑑賞教室」でトスカを歌ったばかりにもかかわらず、実に見事に演じ切ってくださり、カーテンコールでも招聘歌手と並んで盛大なブラヴォーを集めました。このように、『トスカ』のタイトルロールという大役であっても、カヴァーを務める日本人歌手が十分な実力を備えていることを如実に示せたことは、私としてもとても嬉しいことでした。
長いカーテンコールの最後には私も呼んでいただき、スタッフを代表して再演演出の田口道子さんが花束を贈ってくださいました。
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飯守泰次郎 |
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飯守泰次郎です。いよいよ本日7/13は、東京シティ・フィル第317回定期演奏会会です。連日の猛暑の中、リハーサルを積み重ねてまいりました。冷房が効いているはずの舞台の上さえ暑く感じられるのも、リハーサルに集中する全員の熱気によるものでしょう。 ブラームスの音楽に特に重要なSchwerpunkt(重心)を、私は個人的に「おわん」と呼んでいる独特のマークでオーケストラのパート譜に書き込んで指示しています。それから、ブラームスに限りませんが、あまりに正確に演奏するのではなく、有機的にわずかに音楽が「揺れ」ることもしばしば大切になります。確立された西洋音楽の記譜法でも、音楽のすべてを表しきれるものではありません。このような、音符と音符の間や背後にある、楽譜に書ききれない音楽そのものをお伝えできるように、私たちはリハーサルを重ねております。 |
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飯守泰次郎 |
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飯守泰次郎です。7/13(金)の東京シティ・フィル第317回定期演奏会に向けた、東京シティ・フィル・コーアとの合唱リハーサルについて、先日はブラームス「ネーニエ(悲歌)」を中心にお伝えしました。 |
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飯守泰次郎 |
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飯守泰次郎です。7/13(金)の東京シティ・フィル第317回定期演奏会は、ブラームスの「ネーニエ(悲歌)」とブルックナーのミサ曲第3番へ短調、というプログラムです。 |
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飯守泰次郎 |
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