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10/9終演後に福間洸太朗さんとともに |
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シューベルトの交響曲第7番 ロ短調「未完成」 と、ブラームスのピアノ協奏曲第1番ニ短調、というドイツ・ロマン派の名曲中の名曲2曲のプログラムです。 「未完成」は、地の底から聞こえてくるような低弦から始まり、至福のホ長調の第2楽章の最後は遥か彼方に去っていくかのように終わります。人間の持つエモーションを超えて宇宙に至るような、特別な交響曲だと改めて思います。 ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、彼がまだごく若い二十代前半の作品ですが、壮大な規模を持つ大曲です。ブラームスが最初の交響曲である交響曲第1番を完成したのは40歳を過ぎていましたが、その後に作曲されたピアノ協奏曲第2番と比較しても、若いときの作品とは到底思えないスケールの大きさは驚くばかりです。まさに、コンサートのメイン・プログラムにふさわしいピアノ協奏曲なのです。 初演でブラームス自身が演奏した、超絶技巧が求められる独奏ピアノを、福間洸太朗さんが非常に素晴らしく表現してくださっています。 日本フィルの皆さんは、コロナ禍の中で困難な状況にありながらも音楽に献身的に集中し、立派なドイツ・ロマン派の響きを出してくださっています。このページをご覧の皆様、サントリーホールへのお越しを心よりお待ちしております。様々なご事情やご懸念でご来場がかなわない方は、ぜひ明日10/9のオンライン配信(※)をご視聴いただければと思います。 |
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